2014年8月26日火曜日

マスカット農家が教える、美味しいマスカットの見分け方

マスカット農家が教える、美味しいマスカットの見分け方
先日の「ジョブチューン★日本の超一流農家が大集結!!農業SP★野菜&果物の常識が覆る!!」で放送されていた、「マスカット農家が教える、美味しいマスカットの見分け方」「マスカットの正しい保存方法」などを紹介します。

マスカットは岡山県が生産量日本一で、国内のマスカットの90%以上が岡山県で生産されています。
中でも高級品とされるのが「マスカット・オブ・アレキサンドリア」です。
マスカット・オブ・アレキサンドリアとは
その容姿はエメラルドグリーンが美しく、楕円形の大粒で甘みが強いのが特徴です。
エジプトの王妃クレオパトラも好んで食べたことからも、「果物の女王」とも呼ばれています。

ローマ帝国時代にエジプトで盛んに栽培され、エジプトのアレキサンドリア港から各国に輸出されて広がったため、「アレキサンドリアのマスカット(マスカット・オブ・アレキサンドリア)」と呼ばれるようになりました。

平本純大(よしひろ)さんはマスカット農家の3代目としてマスカット・オブ・アレキサンドリアを16年間作り続けています。
平本純大さんが作ったマスカットは岡山で行われた品評会で5回も優秀賞を受賞しています。

東京の高級フルーツ店では高いもので一房19000円で販売されています。
1房についている粒は70粒くらいなので、1粒あたり約270円もします。

そんな高価なマスカットを生産するマスカット農家の平均年商は約3000万円で、平本純大さんの年商は6000万円だそうです。
美味しいマスカットを作る為にマスカット農家がやること
なんと、木にダニを放ちます。
マスカットには草食のハダニという天敵がいて、その害虫であるハダニを駆除するためにハダニを食べる肉食のダニを木に放ちます。
肉食のダニはオランダから輸入されたもので、ダニ入りのパック状のものを木に掛けておくだけです。
一般的にマスカットで知られていないこと
手入れをせずに放っておくと50cmぐらいに大きくなってしまいます。
放置していると小さい粒が200粒くらいついてしまうが、60粒~70粒ぐらいに粒を減らしてあげることによって、大きい粒ができておいしいマスカットができます。
普通のマスカットと放置しすぎたマスカット
また、関東と関西では好みが違っていて、関東では「シュッとした綺麗な上品なマスカット」が好まれ、関西では「ボリュームがあって箱からハミでてるような」が好まれます。
そのため地域によって出荷するタイプを分けています。
マスカットの種ありと種なしではどっちが美味しいのか
種をなくすと香りが減って美味しさが損なわれてしまいます。生産者からすると種なしは邪道!
美味しいマスカットの見分け方
マスカットの表面には白い粉が付いていて、表面に白い粉がまんべんなく付いているモノが新鮮で美味しいマスカットです。
農薬だと思っている方も多くいるようですが、 農薬ではなくて水分の蒸発を防ぎ、鮮度を保つ為にぶどう自体が出している粉です。
マスカットの正しい保存方法
日の当たらない所で、常温で保存します。
冷蔵庫に入れると乾燥しすぎてしまい、冷え過ぎてしまうので糖度と酸味のバランスが悪くなってしまいます。
冷やして食べたい場合は、食べる前に氷水でキュンって冷やして食べるのがオススメです。

0 件のコメント:

コメントを投稿