安納いもの中で特に甘くて美味しいものは皮が白い「安納こがね」

先日の「ジョブチューン★日本の超一流農家が大集結!!秋の収穫祭ＳＰ★」で放送されていた、「美味しい焼きいもの作り方」「さつまいもの正しい保存方法」「安納いもを美味しく食べる方法」などを紹介します。

鹿児島県種子島、この土地で生産されているさつまいもが「安納いも」です。
焼き芋にすると蜜があふれ出すほどの甘さが特徴で、一般的なさつまいもの糖度が20度前後なのに比べ、安納いもは40度を超すものもあります。高い糖度に対しカロリーが低いのも人気の秘密です。
そんな安納いもを生産しているのが花木恵美子さん。通信販売のみにも関わらず、そのおいしさからリピーターが続出し毎年必ず売り切れます。

そんな安納いも農家、花木恵美子さんによると、安納いもの中で特に甘くて美味しいものは皮が白いものだということです。
安納いもには2種類あり、皮が赤紫なのが「安納紅」、白いのが「安納こがね」です。安納紅ももちろん甘いですが、こがねはねっとり感が強くてさらに甘いです。
しかし、安納こがねは作るのが難しいため作ってる人が少なく、さらに安納紅に比べて収穫量が少ない品種なのでなかなか流通しない安納いもなのです。

花木さんのところでも、安納こがね自体は販売しておらず、安納紅を注文してもらった時に何個かこがねをサービスで付けているそうです。

安納こがね（左）と安納紅（右）
引用元：鹿児島県ホームページ

美味しい焼きいもの作り方

焼きいもの専用鍋で1時間くらい弱火で焼くのがベストです。鍋がない場合は濡らしたキッチンペーパーを巻いて、それをアルミホイルでもう一度巻いて、200℃～250℃の温度で30分から40分焼くと美味しく作れます。
ゆっくり加熱する事で甘くなるので、電子レンジはお勧めしません。電子レンジだと短時間で火が通るので全く甘くならないので、専用鍋やオーブンで作ったような甘さにはなりません。

安納いもに関して知られていない事

掘りたての安納いもは甘くない状態です。時間が経つとデンプンが糖に変わるので、収穫して1ヶ月以上置いてから出荷します。

さつまいもの正しい保存方法

さつまいもと安納いもは一緒ですが、絶対に冷蔵庫で保存しないで新聞紙か紙で包んで涼しい所に置くと半年ぐらいはもちます。10℃以下で保存するとすぐ腐ってしまいます。ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れるとすぐカビが生えて食べられなくなるので、絶対に冷蔵庫では保存しないようにしましょう。

「安納こがね」を意外にも簡単に入手

収穫量が少なくなかなか流通しない安納こがねですが、イトーヨーカドーでそれらしきものを発見。

安納芋と書いてありますが、「安納こがね」とは書いてありません。でも、明らかに皮が白い！これは安納こがねなのでは・・・。確認のためにQRコードを読み取ってみました。すると・・・

品種名：安納こがね

間違いありません。安納こがねでした。価格は499円で重さは688gでした。

上記の「美味しい焼きいもの作り方」の通りに、オーブンで200℃、35分で焼いてみたのですが、中心付近が完全に焼けてなくてシャリシャリしてしまいました。
そこで、さらに追加で20分焼いたところ甘くてホクホク、蜜もトローッと出てくるおいしい焼きいもに仕上がりました。
今回は1時間程焼くとちょうど良かったのですが、大きさによって時間は調整したほうが良さそうです。

安納いも農家オススメ、砂糖ゼロの「スイートポテト」

家庭でも簡単に作れる砂糖を一切使わないヘルシーな安納いものスイートポテトの作り方を紹介。

＜材料＞

• 安納いもの焼きいも
• 食塩不使用バター
• 生クリーム
• ラム酒
• 卵黄

1. 焼きいもを半分に切り、皮を残すようにして中身をくり抜きます
2. くり抜いた中身をボウルなどに入れて、バター・生クリームを加えてよく潰します。お好みでラム酒を加えてもOK
3. 皮に潰したボウルの中身を戻し、卵黄を塗ってトースターへ
4. 約15分焼いて焦げ目が付いたら完成